1976年 当時、死海は海抜マイナス 400m と聞いておりました。当方が小学生の時の教科書には 海抜マイナス 300m だったので、どんどん沈下しているのでしょうか。
因みに、2017年現在 海抜マイナス 430m という説明があります。冬なのに湖岸では暖かく感じました。
死海は濃度の高い塩湖です。石油の出ないヨルダンの産業は岩塩の産出でした。ねっとりとした波頭を見ればお分かりだと思います。カメラを持っていたので湖水には触れませんでした。
対岸に見える山には、イスラエルのゴルゴダの丘やベツレヘムのあるところでこの一帯は聖書に出てくる地名が多くあります。
駱駝のいる場所の西側のウエストバンク (ヨルダン川西岸地区) にあるジェリコなどもそうです。
また、対岸・西岸は謎の多いクムラン文書 (死海文書) Qumuran - Dead Sea Scrolls が 1947年にベトウィン (遊牧民) によってクムランの洞窟の中で発見された場所です。「20世紀最大の考古学的発見」ともいわれ約 2000年前の古代ヘブライ語で書かれた文書 (旧約聖書・最古の写本と関連文書 : 炭素年代測定で紀元前 250年-紀元 70年) でイエス・キリストの生存時期のことキリスト教の起源が分かると期待された。現在はイスラエル博物館で文書の一部が展示されている。
* Amman in 1976
首都アンマン *
カメラを持っていると大勢の子どもたちが寄ってきてしまい、遺跡撮影どころではありません。
遺跡も子供たちにとっては遊び場です。
丘の上の博物館に来たのですが、隣手前の警備隊 or 警察 ? のお昼の休憩時間に遭遇。
町で雑な手作りの楽器 (ラバーバ : アラブのバイオリン) を少年から買って持ち歩いたのが目立ってしまいお邪魔する羽目に。(撮影者 隊員)
(中) やはり小さな博物館の館長さんからも目立ってしまいました。(バックに博物館)
(左)(中) 博物館前から眼下に遺跡スタジアムを望む Amman in 1976
(右) 昼下がりの日差しが眩しい (撮影者 博物館の館長さん)
カイロからアンマンに空路で到着、入国手続きには小部屋で 30分程待たされました。
日本人とあって照会をしていたのでしょうか。当時 過激派集団・日本赤軍派の日本人が中東でも行動しており、1976年9月 そのメンバーがヨルダンで拘束されていたのです。
欧米系のホテルに到着、入口でセキュリティーによる荷物検査があり、チェックインしたのですが、部屋は 1階奥でロビーの柱には銃痕らしき跡が残っていました。夜のせいかひっそりとして、当方以外、宿泊客は誰もいませんでした。
たまたま上司・部長が出張しており、ラッキーにも一緒に観光することになりました。これも仕事の内です。遺跡などでの当方が写っている写真は、部長に撮ってもらったものが大半です。
バックグランド・T 外語大 (英語) 卒の部長は、遺跡ではガイドを頼み説明を聞いていましたが、学生時代写真部だった当方は説明を聞くというよりもっぱら写真撮影に集中していました。
今でこそ世界遺産のペトラですが、実は映画のロケ地としても有名です。スティーブン・スピルバーグと「スター・ウォーズ」
(ご参考 奏者 826aska (14) : メドレー STAR WARS ) で有名なジョージ・ルーカス監督共作のアドベンチャー映画「インディー・ジョーンズ Indiana Jones」(主演 ハリソン・フォード Harrison Ford) 第 3作目の「最後の聖戦 Indiana Jones and the Last Crusade」(1989年 米画) の聖杯をめぐるラストシーンで出てきます。
インディーがペトラの王宮の中に入っていきます。(上掲載の通り内部は何もない空間) ここからは、監督のイマジネーションでスタジオでの撮影だと思います。これ以上は、ネタバレになりますので略します。
コンプリート BD
. コンプリート DVD
BD 3
. DVD 3
.. BD 1
BD 2
BD 4
第 3作目の「最後の聖戦」
裏話ですが、ペトラを訪れ時、遺跡を一通り見終わってガイドが我々 2人を岩陰に連れて行きました。そこでガイドは、おもむろに素焼きの小さなポットと緑青を帯びたローマ帝国時代らしきコイン (模造品 ?) を数枚出して、買わないかというのです。
部長は、当方に買う様に促しました。ガイド代や馬代は部長のおもりで、-- じゃということで。まず素焼きは新しそうだったので興味なく、イミテーションかどうか不明ですがコインにはちょっと興味がありました。
やはり値切りがつきものだと思い、ネゴし始めました。当方にとっては、高価に思えたのでディスカウントを要求、ちょっとは下がったものの、まだまだとちょっと声を張り上げました。
ところがすかさず部長が、「あまり大声立てるな」と、-- 。えぇー、部長はどっちの味方 ? まぁ、いいか ツアーは部長アカウント。
ということで、高いとは思いましたが、これ以上の値切りはやめました。コイン 1枚購入することにしましたが、気が引けたのか 同額で 2枚くれました。
この時以来、出張でロンドンに行った際には、古代コインの写真入りの本を探すのが日課となりました。例えイミテーションだとしても類似画像が掲載された書籍を見つけるとわずかな本物期待でうれしくなりました。
続 裏話、1990年代後半だったと思いますが、ネットでテレビ番組のコイン鑑定の依頼者出演募集がありました。ひょっとしたら炭素年代測定でもしてくれるかなぁーと期待してナバティア王国、インディー・ジョーンズ「最後の聖戦」の映画の話をまじえて応募したところお呼びがかかりました。
スタジオでの収録ではなく新宿・三角高層ビルのロビーでのエンターティメント番組でした。司会は、某コメディアンでカメラが回る前に一生懸命練習していました。
当方の番になり、ロンドンで購入した古代コインの書籍を持参して対応しました。カメラさんがしっかり掲載写真を撮っていました。本物かどうかはこの番組では分かりません。この番組を知っている人が見るかもしれないと思ったらカットしてもらった方がいいなぁと思い、アシスタント・ディレクターさんから住所と氏名を最初に言って下さいといわれていたのですがスキップしました。
やはり、-- 幾らで購入しましたか。との質問にはボカシで答えたりしました。収録も終わり日当は頂きました。m(_ _)m
後日、ディレクターさんから電話があり、遠慮がちに「カットしてもいいですか。」と連絡がありましたので、「わざわざ連絡いただきましてありがとうございました。」とこちらから礼をいいました。安堵で正直ほっとしました。
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